中国紫檀博物館は北京の東、高碑店に位置し、清時代のなかなか趣のある外観が特徴的。香港の富華グループが2億5000万元を投資して設立したものである。
展示面積はばかでかく、5階建ての建物の中に紫檀芸術、伝統家具などが中国最大の規模で収蔵、展示されている。
100年間で3センチしか成長しない紫檀は、その右に出るものがない材質や珍しさから、金と同じように高価なものだと見なされているらしい。中国紫檀博物館では、こうした貴重な木材で作られた調度品・芸術品など、約1千点が収蔵されおり、世界一の紫檀博物館であると言われている。
展示の品には、明・清期の調度品もあれば、館長の陳麗華氏が自ら熟練した職人たちを指導して作らせた伝統の調度品・芸術品などもある。そのうちの大部分のものは故宮のものを手本にしているらしい。
長さ32.4メートル、幅1.77メートルになる木彫の「清明上河図」や高さ3メートルの木彫の故宮模型、または木彫の故宮にある庭園、万春亭と千秋亭の模型は最も貴重な収蔵品と見られている、とのこと。
故宮シリーズのほか、北京の四合院、山西省の飛雲楼、五台山の竜泉寺の鳥居状の築造物など、中国の著名な建築物を手本にしたたくさんの木彫の芸術品が展示されており、中国の家具好きにはたまらない博物館となっている。
私のようなマニアは一日中でもこの博物館で過ごせる。
場所: 北京市朝阳区建国路23号
代金:50元
時間:9:00ー17:00 月曜休み
外見は上にも書いたように清時代の宮廷風との事。凄く豪華な感じではありませんが、風格がある。
入るとすぐに、黄金の玉座があり目を奪われる。清の皇帝もこのような玉座に座ったのでしょうか。私もこんな椅子に座りたいものである。
名前は忘れましたが、故宮の建物との事。天壇公園ではない。
昔の書斎。こんな書斎で執筆活動をしたいものである。
昔のベットがいくつか並んでいる。布団を引いて寝たら気持ち良さそう。
リビングセット。本当にカッコいい。
同じくリビングセット!良いですね。
清の時代の応接室を再現したもの。明の時代に比べて豪華絢爛な感じになっている。
ここに二人で座って将棋をしたりするのでしょうか。趣きがある。
結婚用寝室セット。赤いですね。
玉座セット。両脇にあるのは内輪でしょうか。
黄金の玉座を上から眺めたもの。
明の時代の応接室を再現したもの。上の清の時代よりも質素な感じになっている。私の感覚では明の時代は結構豪華な感じのイメージでしたが、そうでもないよう。
最上階にある天壇公園の10分の1模型。圧巻の一言。中国の職人技は本当に侮れない。日本の職人技が一番とか思い上がってはいけない。中国の職人技は素晴らしい。
宮廷を紫檀で再現したもの。大きすぎて写真におさまらない。
以上、中国家具好きには最もおすすめの博物館の紹介でした。