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【最強の中国語学習】私が考える本質的な中国語の勉強方法

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私の経験と反省からちょっと遠回りになるかもしれませんが、長期的に見ると最も効果的な方法をお教えしたいと思う。最初はかなり苦労するかもしれませんが、最初の関門さえ乗り越えれば絶対にこの方法は効果的だと思います。

なお、私の中国語の現在のレベルは、ヒアリングはどんなドラマでも90%程度は聞き取れます。90%聞き取れると、わからない部分は文脈からの想像でほぼ補えるので、内容理解はほぼ全て理解できることになります。

スピーキングはたまに専門的な単語が出てこないことがありますが、会社勤め時代には社外との会議を含めてすべて中国語でまったく問題ありませんでした。

 

最初に〜私の中国語勉強遍歴〜

 

高校時代、理系科目が大嫌いな私は世界史に傾倒。河合塾の世界史模試で全国4位を取ったりしていたころから中国の歴史に興味がありました。しかしこの頃は言語としての中国語を意識したことは無く純粋に歴史への興味でした。そもそも、男の子はみんな三国志が好きですからね!

 

大学に入り一番簡単な第二言語(私の大学ではこれをチョンボと言っていました)ということで中国語を選んだのが一番最初の本格的な勉強です。もちろん、真面目にやっていなくて、単位を取るためをだけの勉強でした。はじめて英語以外の外国語に触れて、不思議な気持ちだったのを覚えています。

 

やがて、入社した会社で運命が変わります。この会社には新入社員の海外研修生制度みたいなものがあり、それに選ばれて入社1年目にして中国に派遣されることになりました。

 

派遣前に、4ヶ月ほど語学だけを勉強させられたのですが、この時に会社の手配で手配された先生が台湾人の素晴らしい先生でした。今考えると北京に行くのに台湾人の先生をあてていた会社もすごいのですが、この先生が素晴らしかったからでしょうね。

 

この先生は文章や文法の小手先の勉強は後でどれだけでもできるので、最初は集中して音と声調を完璧にしないといけないという指導方針でした。

 

 

その後、企業派遣の留学生として北京語言学院で語学研修半年、北京大学の国際関係学部で半年間勉強しました。その後は、仕事の実戦で中国語を鍛えつつ、自費で北京大学のEMBAに通ったりしていました。

 

初心者がやるべき事

 

①声調と拼音をひたすら繰り返す

 

上でも書きましたが、私は最初はとにかく声調と発音ばかり1ヶ月ほどひたすら勉強しました。私の場合は企業の研修生で仕事として勉強していたため、会社の研修棟で9時から5時半までひたすら中国語の勉強をしていました。

 

マーマーマーマーをひたすら繰り返しつつ、ピンインの独特的な読み方を体に覚えさせてください。chengとchen、zengとcengの発音が区別して発音できなかったり、yanを“ヤン”とか読み間違ったりするようでは、どれだけ難しい勉強をしても全く無意味です!発音と声調は中国の肝です。これを完璧にできるかどうかで、その後の勉強の進捗が全く変わります。

 

とくに、漢字とピンインをひたすらセットで暗記して、発音して、出来れば中国人の人に聞いてもらって、初んを正しく修正する、というプロセスを最初にいれてベースを固めると、後々、他の人が到達できない高いレベルの中国語を習得することが出来ます。

 

私はこの時期は道を歩いていて看板に出てくる漢字をすべてピンインで発音したりしていました。

 

ちなみに、私でさえ今でも話していて分からないか単語は出てきたりするのですが、発音は完璧に聞き取れるので、ピンインと声調を耳で聞いて覚えておいて、後から調べる事が出来るようになっています。

 

中国語は発音と声調を間違うと全く意味が通じません。発音の重要性は英語よりも厳しいと思ってもらって構いません。

 

発音と声調の練習と並行してやるべきなのが、先ほども言いましたが単語の暗記です。簡体字とピンインを完璧に、ひたすら覚えましょう。確か私は日常単語を1000語くらいはこの時期に覚えました。単語の暗記は正しい発音の練習と並行すれば、発音練習にもなります。

 

②例文と構文を丸暗記する

 

学生時代に真面目に漢文を練習した日本人にとっては、中国語の文章はあまり難しいものではありませんが、日本語とは文の構成が異なるためやはりそれなりの勉強は必要になります。

 

この段階でお勧めしたいのは、試験に出そうな構文を丸暗記することと、実戦で使える例文を会話で自然に出てくるまで丸暗記することです。

 

で、皆さんが気になる教材は何が良いのかといえば、非常にシンプルで、NHKの中国語講座のもので必要かつ十分です。NHKは非常に質が高いので他のテキストは必要ないくらいです。テキストに出でくる例文をひたすら丸暗記しましょう。ちなみに、NHKの中国語講座はテレビの方をお勧めします。ラジオはたまにかなり高度な内容をやっているので難しすぎる場合があります。

 

文法についてはNHKでカバーしているものを確実に押さえていけば良いのですが、不安なら適当な文法書を一冊くらい目を通しても良いでしょう。ただ、中国語の文法は、英語とはちょっと異なり、レベルがあがれば自然と身についていくので、先に文法ばかりやる必要はあまり無いと考えています。

 

中級者がやるべき事

 

声調が安定して拼音も完璧、単語も数100覚えたという段階まできたら、この時期にやるべきことは、ヒアリング量を増やすことです。何故ヒアリング量を増やすかというと、私の英語と中国語の経験上、語学には順番があって、まず聴けるようになって、そのあと話せるようになるからです。

 

みな、必ず、聞いて意味は分かっているのに、自分の言いたいことがなかなか口から出てこないという時期を経験するものです。語学はヒアリング能力から上がっていくというのが私の経験上の持論です。

 

 

もちろん、一応真面目な話をすると、赤ちゃんが言葉を覚えるプロセスも同様で、

 

①まずは大人の真似をして単語は発するようになる

②話している事を理解し始める

③2~3語の文章を話し始める

④正しい文章で話始める、会話が成立していく

 

中級者がやらなければいけないのは②のプロセスであり、ヒアリング量をとにかく増やしていくことです。いきなり、③と④に飛ぶことは非効率です。

 

この中級者の時期にヒアリング量をグッと上げていかないと、いつまでたっても中国語をマスターできません。この時期に無理にアウトプット(スピーキング)練習をしても効果は高くありません。

 

そこで、ヒアリング量を増やすために、中国のニュースを見ようとかドラマを見ようとか考えてはいけません。中国のニュースは政府の検閲が入っていてぶっちゃけつまらない!見ていて寝てしまいます。また、中国のドラマは、現代のものは薄っぺらくて面白いものが少ないのと、中国独特の文化に基づいたものが多くて初心者には興味があまり持てません(これは人によってちょっと異なるかもしれませんが・・・)。歴史物は面白いものが多いのですが、言葉遣いが現在と異なるのと、成語もかなり出てくるので難易度がかなり高い

 

 

私がお勧めするのは日本のアニメの中国語版です。お勧めする理由は、

 

・日本人にとって馴染みがありストーリーや登場人物が頭に入っている

・日本語からの翻訳中国語で分かりやすい

・子供向けなので日常生活でよく使われる分かりやすい中国語になっている

 

私は2000年に北京大学に留学していた時代に大学の近くで売っていた名探偵コナンの中国語吹き替え版のVCDを買って100話まで頑張ってみました。100話まで見終わった時に不思議なことに、中国人の会話が60%以上は聞き取れるようになっていました

 

 

ヒアリングは右肩上がりに伸びにくくて、ある時期集中してやることで、垂直に階段のようにレベルが上がります。あきらめずに、修行と思って頑張りましょう(笑)。ちなみに、その修行の苦痛を軽減するアイテムがアニメであったりもするわけです。

 

中上級者がやるべき事

 

このレベルまで来ると、自分でやらなければいけないことは分かるようになっていると思いますが、この時期で大切なのはこれまでの勉強で頭の中に溜まっている知識をアウトプットする練習です。すでに大量のヒアリングで体の中に中国語のプールが出来ています。

 

もちろん会話練習をするのが一番なのですが、普段道を歩いている時に目に見える風景を中国語でぶつぶつ言う練習でも構いません。例えば、歩いている時に「遠くに山が見える。手前には信号があり、赤信号で車が3台止まっている」などと目に見えた風景をとにかく中国語で独り言を言っていくなど。

 

 

会話練習は中国人と話すのが一番なのですが、中国人の友人がいない、どうしても気後れする、などという人は、今の時代オンライン中国語会話をお勧めしておきます。スカイプなどを使って非常に安い単価で会話レッスンができます。

 

ここでポイントはとにかく間違えるのを恥ずかしがらず、間違っていても良いのでひたすらアウトプットすることです。どうせスカイプレッスンの先生と実際に会うことなんて無いのですから、恥ずかしがらずにどんどん間違えましょう。

 

もちろんオンライン会話はプレッシャーが少ないため、怠ける事ができてしまうため、やはり中国人とFace to faceで練習する方が効果的ではありますが、ご自身の心の持ち方次第でオンラインレッスンでも十分なトレーニングが出来ます!

 

まとめ

 

以上、私が中国語を勉強してきて、効果的であったと思う学習方法を紹介しました。参考になれば幸いです。今後、役に立つ参考書やオンラインレッスンの活用方法、覚えてきたいフレーズなどをまた別の機会にご紹介したいと思います。

 

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