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【写真】1900~11年 清末北京の日常生活

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清末期の北京の様子を映している貴重な写真。白黒ではあるものの、当時の生活を活き活きと写し取っており、庶民の生活を偲ばせる。

 

1911年、北京の「雲飛自行車行」という自転車屋さんの写真。当時、自転車は非常に高価なものであった。ちなみに、中国では自転車を自行車という、上の看板には「 本行发卖西洋各种电器俱全」と書かれており、輸入した西洋の自転車電機部品を売っていたようである。

 

1900年、北京前門。欧米列強が北京へ進行する前の写真のようで、往来は庶民で非常に賑わっていた。北京の一般庶民は非常に豊かな生活を送っていたと思われる。

 

1900年頃、満州族の女性が何故か葉っぱを持って歩いています。この髪型は当時の満州族の特徴で、スターウォーズにも出てきたアミダラ王女はこれをまねていました。外見的には漢民族とまったく見分けがつきません。なお足元は纏足をしていると思われる。

 

1905年、北京の大清郵政総局の様子。清朝の郵便局は光緒帝が1896年に批准してスタートした。当時としてはなかなか進んだ郵便制度を持っていたといわれている。

 

1910年、北京の道端で中国将棋に見入る人たち。服装と髪型は異なるが現代の北京でもよく見かける様子である。皆、身なりもきれいである。

 

1905年、包丁を研ぐ職人。北京では今でも包丁を研ぐ人が自転車で回っているのをよく見かける。鉄のベルをシャリンシャリン鳴らしているのですぐ分かる。今も当時も変わらない風景である。

 

1905年、祝日に北京城外にあつまる人力車と馬車の群れ。観光客をまっているのであろうか、想像以上に多くの人力車がとまっている。

 

1910年、北京の鼓楼前の景色。手前に白い服を着た辮髪の人が歩いているが、西洋の傘をさしている。辮髪と西洋傘のギャップが面白い一枚である。

 

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