中国ビジネス・生活・歴史の総合情報サイト チャイナスタイル

ChinaStyle.jp

新解釈・三國志に対する中国の報道とネットユーザーの反応

投稿日:

異色のキャストで話題となっている2020年12月に公開の新解釈・三國志の中国での報道をご紹介します。この記事、なかなか面白いですよ。あと、いろいろなところで見つけたネットの反応も少しだけご紹介。

 

コメディー版の三国志?日本の「新解釈・三国志」

<以下、翻訳by私>

我が国の「四大名著」は中国でよく知られるだけでなく、海外でも非常に人気のある珍しい古典作品である。隣国の日本は中国の文化に深く影響を受けており、中国の歴史的物語や中国の文化的古典に精通している。日本では四大名著は「四大奇書」と呼ばれており、もしも日本人が最も好きなものをあげるなら、それは必ず「三国演義」である。

 

実際、日本人はその他の3つも高く評価しており、「西遊記」では、日本人は改変した作品をつくったりもしている。しかし、この「西遊記」は日本人の価値観と会わない部分もあり、彼らの改変では多くの部分が原作と異なっている。また、「紅楼夢」も、あまりにも中国的すぎて、日本人には理解できない部分も多い。「水滸伝」は、中国人の領土と義気を題材としており、日本人は登場する英雄たちを敬愛しているが、その中身を深くは理解できないだろう。しかし、「三国志」は異なり、「三国志」の価値観は完全に日本人の価値観と一致している。

 

傑作「三国演義」は、波乱の時代に集う将星たちを題材としている。多くの男たちが戦場に身を投じ、建国のために血と汗を流した。この世界では、血なまぐさい暴力を避けることが出来ず、これは日本の軍国思想と合うのだろう。日本人は戦いが好きだが、人口は少なく、面積も小さいため、三国志のような大規模な戦争は難しいため、三国志は彼らの夢を投射したものなのかもしれない。だから、日本人は三国志を崇拝し、多くの三国志関連の作品やゲーム、漫画などを生み出している。

 

最近、日本人は再び三国志の物語を改変し「新解釈・三国志」を発表した。監督は実写版「銀玉」の福田雄一。制作側は、中国の三国乱世を新たに解釈したいと述べている。中国のネットユーザーは新解釈三国志と聞くと、正当なものを想像する。しかし、監督が福田雄一だと見て、少し微妙な感じがした。この監督はいろいろな変わった映画を撮るのが大好きだからだ。「新解釈三国志」の主演俳優が正式に発表されると、中国ネットユーザーはやっと気づいた・・・これはお笑い版の三国志を作ろうとしているのだと!

(以下、省略・・・)

 

この記事に対するネットの反応

 

・世界で最高の三国志のゲームは実際には日本人によって作られている。すごいと思わない?

 

・なんと!日本の監督は蜀のキャストを間違えてないか?

 

・三国志に著作権があったら・・・・

 

・世界の古代芸術遺産には著作権はなんだよね・・・。我々も別の国の文化遺産を使用して創作しても問題ないのか・・・

 

・世界で三国志を一番使っているのは日本だよね、ゲームを出したり、アニメを出したり

 

・コメディなら見たい!

 

・日本は中国からたくさん学んで、しかも現実の中で使ってる!

 

・この貂蝉はないだろ(笑)

 

・非常に支持する!

 

まとめ

 

というわけで、新解釈・三国志に対する評価を見てみました。軍国主義はあまり関係ないかと・・・と、心の中で突っ込みましょう(笑)

 

実際の論調はとても否定的なものではない事を強調しておきます。そのほかの記事もいろいろとみてみると、この映画に対する好意的な評価がかなり多かったと思います。

 

<元記事はこちら>

 

  • B!