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中国の高齢化状況、2050年には現在の日本とほぼ同等の高齢化率へ

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中国の高齢化が止まらない。ということで、今回は簡単に中国の高齢化状況について解説をしてみたいと思います。

 

中国の高齢者人口は他国とは全くレベルが異なり、65歳以上の人口が1.7億人とかいう信じられないレベルになります。高齢化率ではまだまだ日本には及びませんが、絶対的な人数が、桁違いに多いため、今から本格的な対応をしないと大変なことになるという危機感があるようです。

 

65歳以上高齢者率の推移

出典:日本厚労省、国家統計局

 

現在は廃止されたが、長らく続いた一人っ子政策により中国の高齢化は今後急速に進むと言われている。高齢者率はすでに10%を超え高齢者社会に突入している。2030年には2000年の日本と同レベルとなる17%となる見通し。

 

中国の街中を歩いていると、道行く人が本当に若いなぁと感じますかますが、これが日本のようになると考えると少しぞっとします。

省別高齢者率順位(17年)

 

 総人口(千万人)高齢率
1遼寧省4.414.4%
2上海市2.414.3%
3浙江省5.714.3%
4山東省1013.9%
5四川省8.313.9%
 全国13911.4%
14北京市2.210.9%
24雲南省4.89.0%

 

省別に見ると、経済が停滞している遼寧省が最も高いものの、上海や浙江省などの加藤地区の高齢化率が高くなっている。逆に、有名大学も多く、若者の流出が続く北京は比較的高齢化が低くなっている。

 

全国では高齢者人口は1.4億人となっており、高齢者だけで日本の総人口になってしまうという大変なことに状況です。

 

高齢者の生活経済手段

 

年金制度の整備は遅れており、年金で自活する割合は29%に留まっており、主に子供が面倒を見ているのが実態。これは伝統的な親孝行の観念なども大きく影響している。中国の古い観念では、子供が親の面倒を見るのは当然で、介護施設に親を入れるのは親不孝、という考え方がまだまだ強く残っている。

 

しかしながら、現在はまだ良いのですが、これから一人っ子世代が介護をする年齢になると、妻と夫の両方の親の面倒を見なければいけなくなるため、介護施設の充実が急務となっている。

 

介護施設の実態

 

 中国日本
養老ベッド数 (千人当たり)30床38床
ベッド使用率50%84%
施設入居希望率12%40%

中国はベッド数は多いものの、使用率が日本に比べて非常に低い。また、施設への加入希望率も低い。上記の伝統的な親孝行の観念や、子供が親の面倒を見るのが当たり前という意識がまだまだ強いようである。

 

中国進出の日系介護施設(出典:各社HP)

 

ニチイ19年北京で200床予定 18年大連で20床
ロングライフ19年青島で3000室予定
メディカルサービス18年天津で認知症施設
日中医療17年に大連で2施設目
リエイ14年に上海で300床

 

日系企業がどういうところに進出しているかHPで分かる範囲で調べてみたところ、やはり市場が大きい大都市部や高齢化が進んでいる都市へ進出しているようである。

 

このような場所では、日系ならではの、質の高いサービスを受け入れるお金持ちもたくさんいるのも特徴。

 

しかしながら高齢者介護は文化、風習と強く結びついているため、日系企業単独でのサービスは非常に難易度が高いという話もよく聞く。

 

 

一人っ子政策を廃止しても出生率がなかなか上がらない中国。北京や上海などの大都市圏では出生率が1を割り込み、0.7程度しか無いという話もある。

 

今度急速に高齢化が進み、一気に問題が噴出すると思われる。中国の高齢化市場、成長性は非常に高いですね。

 

 



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