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小米創業者 雷軍(らいぐん)が語る創業・起業の3つの条件

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2020年に日本市場に参入する中国の小米(Xiaomi、シャオミー)創業者である雷軍(らい ぐん、レイ・ジュン、 拼音: Léi Jūn 、1969年 12月16日 - )は今中国で最も有名で注目されている中国の実業家の一人である。小米の創業者兼会長兼CEO以外にも、日本でも WPS Office を販売する金山軟件有限公司の董事長、エンジェル投資家などの顔も持っている。今回は彼が語る創業の3つの条件についての記事が中国のサイトに掲載されていたので紹介したい。

 

最初に

 

中国のインターネット業界で、雷軍氏は格が高い創業者の一人である。20年以来、雷軍は分厚い創業経験を積んできた。雷軍は母校での講演の際に「創業は決して人間の仕事ではなく、猫と犬がやるような仕事だ。もし鋼鉄の意志がなければ、絶対にやりとげられない」と語った。

 

 

雷軍が創業を成功する秘訣を総括すると、3つの条件が必要になる。①時流に乗る事、②創業チーム、③資金、である。

 

成功の秘訣①時流に乗る事

 

まず、第一に市場を正確に調べなければならない。創業・起業の背景には巨大な市場がなければならない。市場が大きくなければ、会社を成り立たせることは不可能である。

 

起業には、巨大なマーケットスペースが最も重要である。雷軍が言うには「巨大な市場があれば、頼りになる人材を見つける事が出来るチャンスがあり、また信用できるお金を見つけるチャンスがあり、たくさんのお金の融資をうけるチャンスがある。もし市場の規模が大きくなければ、リソースを集めるのは不可能である」ということである。

 

Googleのアンドロイドが発表されると、雷軍はこの大きなチャンスをつかんだ。雷軍は「私は携帯の未来はソフトウェア、ハードウエア、インターネットが組み合わさったものになると感じており、これはいわゆる”トライアスロン”である」と述べていた。

 

 

成功の秘訣②創業チーム

 

第二の条件は信頼できるチームが必要という事である。

 

科学技術ハードウェア業界でチームを探すことは、雷軍やその他のいかなる創業者にとっても非常に難しい。雷軍は良い人を見つけるために90回以上電話をかけ、ハードウェアエンジニアと50時間以上やり取りしたと述べている。

 

2010年4月に雷軍の願いは叶い、彼は、元Google中国工程研究院の副院長の林斌、元Motorola北京研究開発センター高級総監の周光平、元北京科学技術大学の工業設計科主任の劉徳、元金山詞覇の総経理の黎万強、元マイクロソフト中国工程院の開発総監である督黄江吉、元Google中国の高級製品経理である洪峰、と6人で一緒に小米を創業した。

 

成功の秘訣③資金

 

 

三番目にはお金が必要である。創業にはたくさんのお金が必要であり、お金が底力となり、試行錯誤をする余裕もできて、絶えず発展して大きくなることができるのである。

 

携帯電話を初めて作った時、業界と一部の友人は雷軍にあまり期待していなかった。初期のXiaomiの携帯は電話は、失敗を恐れて名前を隠してきた。雷軍は2014年のエンジェル投資家大会でも冗談を言っているが、実は当初は誰からも融資を受ける勇気がなかった。「なぜなら、自分が考えている事はクレイジーな事であり、もしも大金をだまして集めてしまって、会社が駄目になったら、私の面子は丸つぶれである」

 

実は、雷軍は、一人の起業家として、またエンジェル投資家としてもお金に困っているわけではない。しかし、彼が依然としてお金を”騙し”集めたいと思っていたのは、自分を本当の起業家とみなしている、という考え方に基づいている。雷軍は「自分のお金で起業するより、他人のお金で起業するほうが慎重になり仕事にも精が出るし、自分のお金で失敗するとあまり責任もない」と語っている。

 

雷軍が最初に見つけた投資家は、自分の投資仲間の友人である劉芹であった。雷軍と劉芹は徹夜で話し合い、最後には「私は創業に畏敬の念を抱いています」という殺しも文句で劉芹の心を動かし、500万ドルの投資を受け取った。

 

雷軍は最初は社内のスタッフにお金を入れてもらおうとは考えていなかったが、後に元Microsoftのエンジニアが口火を切り、創業初期の70人あまりのスタッフが600万ドルを超えるお金を投資した。雷軍は「私が社員にお金を投資されていることでどれだけ大きなプレッシャーを受けているかしっていますか?これは、自分で75人の上司を作ったようなもので、みんな出社したら私の部屋に来て、我々は現在うまくいっていますか?と聞いてくる」と述べている。

 

2011年に携帯電話が大ヒットしたが、まだ発売前の時で完成するかしないかの時、Xiaomiのサプライヤーは大企業ばかりであり、部品の発注時には3カ月前に全額前金で支払わなければならず、資金がひっ迫したことがあった。幸運にも業界はXiaomiへの期待を持ち始めており、資金調達問題は、最終的には、Xiaomiの企業価値を10億ドルとして、1億ドルの融資を受けることができた。

 

6ヶ月後、Xiaomiは既に同業者より使い切れないお金を持っていた。現在、業界のXiaomiに対する見方や態度は、2011年のあの貴重な融資とまさに一緒で、あるいは小米がどこまで成長できるかを示しているのかも知れない。

 

雷軍は2011年、DST会長のyuriから2億5000万ドルもの投資を受けた。雷軍は当時、会社にお金が足りなかったわけではなかったと言っているが、yuriは「あなたは1000億ドルまで会社を大きく出来る可能性がある」という言葉で雷軍にこのお金を受け取らせた。

 

 

まとめ

 

 

雷軍は執拗なまでの完璧主義者で、彼の座右の銘は”人因梦想而伟大(人は夢のために偉大になる)”である。18歳の時、雷軍は世界一流の会社を立ち上げ、偉大なことをやるという決心をした。その夢を40歳になってもあきらめなかった。長い人生の苦難にもかかわらず、雷軍は決して自分を失ったり、無駄に時を過ごすようなことは無かったのである。

 

 

<元記事(中国語)>

 



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