概要
北京の観復博物館は、96年に政府から認可された中国初の私立博物館。磁器館、家具館、工芸館、油絵館などの展示がある。創始者&館長は馬末都。北京以外にも、上海、天津、アモイ、深センに地方館がある。代表的な展示物は紫檀泥金七重軒宝塔で、清代に宮廷で使われていた皇室の秘宝。当時、乾隆帝が皇太后にお祝いのために特別に作らせたものという。
国家博物館や首都博物館のように馬鹿でかい博物館ではなく、こじんまりとしており人も少ないため、なかなか快適な博物館である。
開館時間:月曜9:00~16:00、火曜~日曜:9:00-17:00
住所:北京市朝陽区大山子18号
入場料:100元
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創始者&館長 馬未都(Ma WeiDu)
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馬未都(ま うぇいどぅ)は、1955年北京生まれの美術品コレクターであり、テレビなどにも美術品解説で登場する有名人。もともとは小説などを書いていたが、96年に観復博物館をオープンして以来美術品のコレクションを開始。2008年には745万元の印税収入があり、作家の収入ランキングで5位となり注目をあつめた。
CCTVの人気番組にコメンテーターとして登場している関係もあり、中国では知らない人が居ないくらいの超有名人である。
館内の紹介
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外見はちょっと洋館風の建物で、あまり博物館っぽくはない。この日は平日ということもあり人も少なく快適であった。
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入口ですが、なぜかこの博物館には猫館長が居て(笑)、猫絵画展をやっています。中に入ると庭にたくさん猫が飼われている。結構かわいいので見どころに一つである。
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チケット売り場。もちろん微信で購入することが可能です。
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中を簡単に紹介すると、これが代表的な展示物の紫檀泥金七重軒宝塔。間近で見ることが出来る。
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紅木の昔ながらの家具の展示も多いので、中国の骨董家具が好きな人にはたまらない。家にあったらすごく雰囲気があると思う。
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昔の知識人の書斎。こういうシンプルな書斎を自分でも持ちたいものである。ブログを書くのがすごくはかどりそう。疲れたら寝られるように、奥にベットもある。
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陶磁器もかなりの数が展示されている。清時代の物が多いように感じたが、なかなかの名品も多い。
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定番の龍の青磁器。元~清の時代までの物が多く展示されている。
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ちょっと目を引くレインボーな壺。1700年代のものであるが、とてもきれいな状態で、是非欲しい、と思った。
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昔、ヨーロッパなどにも多く輸出されていた洋彩。外国人が好きそうな色彩である。
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昔の陶器のまくら。首が痛くなりそうであるが、布などを置いて使用されていたようである。昔は割と高めのまくらが好まれたとの事。
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2階には数はあまり多くないが、中国人画家が描いた油絵も展示されている。
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門飾りも展示されている。かなり綺麗で思わず見入ってしまう。
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何故か猫!なぜ猫なの!
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中庭みたいなところには、ちょっとおしゃれな水槽で鯉が飼われています。
動画
まとめ
以上、上の方にも書いたが、決して国宝級のめずらしい展示物があるわけでないが、人が少なく中国の骨董品をゆったりと見られる博物館という意味では結構おすすめ。中国初の民営博物館ということで、オマージュとして表敬訪問してみるのもありかもしれない。