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雍和宮~北京最大のチベット仏教寺院

更新日:

序言

皆さん、北京にすごいでかい大仏があるのをご存じでしょうか?清代に開かれた北京最大のチベット仏教寺院「雍和宮」に存在するのですが、あまり知られていないため、今回あらためてご紹介したいと思います。寺院とはいえ、もとともは清の皇帝である雍正帝が住んでいた宮殿(王府)のため、建築物としても見どころ満載です。

 

歴史

 

雍和宮は清代の建てられた北京最大のチベット仏教寺院。ちなみに、清の支配民族である満州族は伝統的にチベット仏教を信仰していた。そもそも、満州族だけでなく、その近くのモンゴル族も伝統的にチベット仏教を信仰しており、これを保護していた。

 

清の康熙帝の時代に、当時親王であった雍正帝の邸宅として建築された。後に雍正帝が皇帝になると、皇帝が住んでいた家に誰かが住むのもはばかれるという事で活用されていなかったが、乾隆帝の時代になってからチベット仏教の寺院に改修された。

 

<雍和宮の平面図>

総面積は東京ドームの1.5倍にあたる約6万6000m2、満州、モンゴル、中国、チベットなどの各文化圏の様式が織り交じった建築物が建ち並んでいる。中国系の木造建築に黄釉瑠璃 (るり) 瓦ぶき、外観が多少ラマ廟的になっているなど、これを見ているだけでも南から非常に楽しい。南から北に向かって順に雍和門、雍和宮殿、永佑殿、法輪殿があり、そして最北部に万福閣という大殿がある。

 

ちなみに、現在も漢族とチベット族のラマ僧が住んでいるらしい。

 

写真集

雍和宮の前の通り。北京の古い建物がならんでおり、雍和宮の周りも見ごたえがある。

 

雍和宮の入り口には駐車場がある。ここで入場のチケットを買う。

 

入口の門。中国の寺院の入り口でよく見る様式。

 

入口を入ると並木道が続いている。結構長いのであるが良い雰囲気。

 

並木道を過ぎると門が出てきます。ここを超えると本格的に寺院部分になります。

 

両脇にはお土産物販売所があります。

 

みなさん線香をもって一生懸命お祈りをしています。日本とはことなり、膝をついておじぎをするのが中国流のお祈りの仕方です。

 

線香は額のところに持ち上げます。中では独特の先行の匂いが充満しています。

 

よくある石像もあります。

 

建物の中は撮影禁止の為、外からぱちりと。

 

こんな感じです。

 

建物は雰囲気ある、良い感じの建物です。

 

見どころ

 

雍和宮の最大の見どころは、万福閣に納められている高さ26m、直径8mの巨体を誇る木造の弥勒菩薩像。見上げるほど大きいので、是非一度は見に行くことをお勧めする。ちなみに、奈良の大仏は台座を入れても18mのため、高さだけで言えばこちらの方が高い。形相は憤怒の形相。

 

 

以上、雍和宮のご紹介でした。1時間もあれば十分で、見ごたえあるので、北京にきたら是非訪問してみることをお勧めします。あと、雍和宮の向かいに孔子廟もあるので、あわせて訪問することをお勧めします。公使廟も別途また紹介します。

 

アクセス

 

住所:東城区雍和宮大街12号

電車:地下鉄2、5号線「雍和宮」

開館時間:4~10月:9:00~16:30、11~3月:9:00~16:00 ※入場は閉門30分前まで

料金:25元

 



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